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AIが広告コピーを書く時代になると?

コピーライター

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電通が、広告コピーを自動的に作るAIを静岡大学と共同開発しているようです。

キーワードを入れると数百~数万個のコピーが出来上がるとのこと。

電通がコピーライターの仕事をAIに、働き方改革にも

仕組みはこうだ。人間がシステムにキーワードを入力すると、自然言語処理機能を備えたAIが学習用データベースを基に関連する単語やフレーズを検索し、日本語として正しい配列や意味になるよう並べ替えて複数の広告コピーを自動生成する。日本語として正しいだけでなく、単語や文節を倒置したり句読点や感嘆詞をちりばめたりと、印象的な文章になるように工夫もする。

私もホームページや動画制作をやっている中で、コピーライティングは重要な要素なのである程度勉強していますが、
「本当に売れる広告コピー」は本来なら人間心理やマーケティングを深く理解し、その都度テーマや商品、市場の状況も把握した上で
“心が注入されなければ作れない”、ということを学んだし、そう思っています。

なのでこれを見て、
単語やフレーズをうまく組み合わせただけで「人の心に刺さるコピーが書けるんかいな?」と、
正直疑問を感じてしまいました。

ただ、

しかも「面白さ」や「クリエイティブさ」など、これまでなら感覚的にしか表現できなかった要素を数値として算出。人間のコピーライターの経験や勘、感性に頼っていた広告コピーの良しあしを定量的に評価できるようにすることを目指す。

と書かれているところが引っかかりました。

「面白さ」や「クリエイティブさ」といった抽象的で感覚的なものが正しく定量化(数値化)できるものなのかどうか?
技術的な中身までは分からないのでここはカンでしかないのですが、本当にできるのなら、かなり凄いことになる気がします。

何しろあの“アルファ碁”が囲碁の世界チャンピオンに勝ったように、こと学習スピードに関しては人間はAIに、天文学的な差で太刀打ちできませんから。

過去に売れたコピーの膨大なデータから分析してある程度優秀なキャッチコピーをいくつか創るというレベルまでなら、
人工知能で充分できる日は近いように思えます。

(但し最終的に「人の心に響くかどうか?」やマーケティング等さまざまな要素を含めて判断し決める人はずっと必要でしょう)

また、長文のセールスレター的なもの等になれば難易度が高いとは思いますが…

しかしそれもいずれは(比較的単純な依頼に対して応えるというレベルまでなら)可能になるのではないかと推測します。

何故なら(コピーライターに限らず)クリエイティブと言われる仕事でも、他の多くの仕事でも、
先ずは基本を覚えたあと過去のセオリーをじっくり学んでから自分自身の既に持っている個性や考えを加えて独自のものを生み出す、
という段階を踏んでいくというところは同じでしょう。

そう考えると、これまでの予測以上に多くの業種(殆どと言ってもいいかも)で、
これまで人間しか出来ないと思われていた仕事でも、一定量は人工知能に取って代わられるという可能性も否定できません。

 

とはいえ

やっぱり人間にしかないものは在り続けると思います。

 

例えば、「美しい」とか「有り難い」とか「尊敬する」、「愛」を感じられる…といった感性。

突然の「ひらめき」とか、「善悪・正しい/間違い」を自由に解釈できる柔軟性とか。

こういったものは今後もAIでは持つことができないだろうと、今のところ私は考えていますが、
どうでしょうか?

 

ぞれともう一つ忘れてはいけないと思う事は

どれだけAIが見た目は人間と同じようなことが出来たとしても、

人間がやっていること自体に価値や有り難さや、愛を感じる」

という根本的な心が人間にはあるはずです。

例えば神社で、見た目も声も人間と同じようなものができたとしても
AIを搭載したロボットにご祈祷してもらいたいでしょうか?
という話ですね。

一方で、神社のような場所でならわかりやすいですが、
どんな場所でも目にしたり耳にしたりできてしまう小説や音楽や絵画などの世界ではどうでしょう?

人間が創ったのかAIが創ったのかが分からなければ、
AIが創った作品に感動して涙する、
なんてことが普通にある時代が来る可能性も
無いとは言い切れない気がします。

う~~~ん、もしそうなったら、
決して嬉しくはないですねぇ、・・・少なくとも私は。

 

とはいえ、AIの進化はもう止められません。

私たちはこれから先、人工知能と共存しながらうまく付き合っていくしかないのです。

 

結局のところ、

「やっぱりあなたにやってほしい。あなたしかできない。

思ってもらえる仕事ができる

もっと言うと、

そう思ってもらえる人であるなら、何も恐れることはないわけです。

 

前者は、とにかくスキルを磨くこと。

後者は、人間力を上げることとしか言いようがありません。

 

ではその人間力を上げるためにはどうすればいいのか

 

これからの時代、私たちが考えていかなければいけない大きなテーマだと思っています。

なので、このブログで引き続き書いていきます。

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