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市販のWordPress本を使うときの注意点

wordpress講座

本

先週から企業様向けの限定講座で「集客ホームページ作成講座」という
Word Pressを使って自社で集客できるサイトを作る研修の講師をしています。

ネットの基礎から始まり実践的で濃い内容をお伝えしています。

さてこの講座では市販の教本を一部使っていますが、全体的には新たに作ったオリジナルテキストで進めています。

ですがこの記事を読んでいるあなたは、もしかすると

「Wordpressは簡単って聞くから、市販の本だけでも何とか作れるんじゃないかな?」

と思われているかも知れませんね。

確かにWordpressは、専門的な知識が無くてもホームページを作ることが容易にできるツールです。

少し前まではWordpress関連の本も、一般の人にとってはハードルが高い感のものが殆どでしたが、
最近は、今回使ったものも含めてかなり分かりやすく作られている教本が何種類か出てきています。

必ずしも私が行っているような講座を受講しなくても、これらの本に忠実に従って進めていけば、

その中のサンプルサイト通りに作り上げるだけなら難しくないでしょう。

 

ただ気になるところは、

「あなたの商品・あなたのサービスの良さや魅力が本当に伝わる(売れる)サイトに出来るかどうか」

あるいは

ビジネスを目的とされていない方も、ご自身の“こだわり”を盛り込んだ構成やデザインのサイトにできるかどうかではないでしょうか?

 

そこを外せない条件だと設定したときに、市販の教材だけで勉強した場合、

何が足りないのか? 

どこを間違えやすいのか?

その辺りについてのポイントを、少し書いてみたいと思います。

 

先ずは、サイトのデザインを考える前段階の重要性です。

サイトを作るうえで最初に考えなければいけないのは、サイトのコンセプト

◆どんなお客様に来てもらいたいのか?

◆あなたの持つ商品、サービスは、そのお客様の悩みや不安、欲求…にどう応えられるのか?

◆最終目的は何か? (問い合わせ? 店舗への誘導? 会員登録?… 等)

(実際にはこの間に細かい過程があります)

これらによってコンテンツ、つまりどんなページが必要かが決まり、

各ページをトップから階層上に置いていくイメージを書き出すところからがスタートです。

 

市販の本では大概この部分を軽く流していきなりサイトデザインの説明に入ってしまうので
もしそのままの意識でビジネスのためのサイト制作に突入してしまうなら
出来上がるサイトの中身は果たしてどうなるのか?

ということですね。

まずはここが大きな基本ポイントです。

 

第二に、WordPressでは「どのテーマを選ぶか」によって、単にデザイン(見た目)が変わるだけではない

という認識と、具体的な知識をある程度持っておく必要がある、ということです。

市販の本を見ても、事例として使っているテーマがそれぞれバラバラなので、見た本によって知識・意識が偏ることも往々にしてあります

 

んん? どういう意味?

分かりづらいと思うので、以下の事例で説明しますね。

 

WordPressでのデザインの編集は、主には「外観」というメニューの中にある項目を使って作っていきます。

外観メニュー例えば右の写真の「外観」メニューの中で、デザイン的な見た目を大きく変える項目は「カスタマイズ」でできることが多いので、この部分の操作説明が一般的な本の中では多いです。

しかし本当は、この中で一番重要と言えるのは「ウィジェット」と「メニュー」の2つです。

何故かというと「カスタマイズ」等の項目は、テーマが変わると内容が大きく変わったり、無い場合もあるからです。
(この“Hueman”というテーマでは入っていない「テーマオプション」が他のテーマでは入っていたりします)

それに対して「ウィジェット」と「メニュー」はテーマが変わっても必ず設定が必要で、Wordpressの基本項目として元々用意されているもの。

なので、基本知識として先ずしっかり押さえておいてほしいところはこの2項目で、

テーマを変えるだけでガラリと印象の違うサイトにいつでも変更できる、というのはWordpressの素晴らしい機能の一つですが、こういった部分をはじめ設定項目がかなり変わったり別のカスタマイズが必要となる場合があるということを覚えておいてください。

 

他にも沢山ありますが今回は2つだけポイントと事例を挙げてみました。

WordPressのこういった特徴・違いを知っておくことは後々のためにも大切な要素になります。

参考にしていただければ幸いです。

 

◆自分で編集できるサイト作成にご興味ある方はこちらをどうぞ

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