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サーバー、ドメインとは(初心者向け)

ドメイン

ホームページを新たに作ったりリニューアルする時に必要なものとして、

サーバーとドメインが必要という話を聞いたことがあると思いますが、

そもそもこの2つは何なのか?

違いが分からないんだけど?

…という方のために、わかりやすく解説してみたいと思います。

サーバーについて

ホームページを公開する(見てもらう)ためには、そのデータをインターネットの中にあるサーバーと呼ばれるコンピューターに置いておいて、そこにアクセスしてもらう、ということが必要になります。

そのホームページを設置するために必要な入れ物、家にあたるものがサーバーです。

でもこれを自前で購入するのはお金もかかり管理も必要なので現実的ではないですね。

なので殆どの場合、無料で提供されているサービスを利用するか、
有料で借りて利用するかのいずれかになります。

サーバーを借りない場合:

サーバーを借りずに簡単な登録だけでホームページを持つ方法もあります。
(ホームページではJimdoやWix、ブログではアメブロなど)

但しこの場合は無料ですぐに利用できる反面、ドメイン(次項で説明)は通常サービス提供会社のものになるので、何かとデメリットも出てきます。
また殆どの場合、広告が挿入されたり様々な規約で制限されてしまいます。

レンタルして使用する場合:

独自ドメインが使えたり、複数のサイトが運用できる、広告は一切入らない、データが確実にバックアップが取れる等のメリットがあります。
(Wordpressでサイト作成する場合は、サーバーを借りて独自ドメインで利用することが前提になります)

レンタルすると言ってもマンションのように1つのサーバーを複数の利用者で借りる形なので、年間で数千円程度~で利用できますよ。

 

ドメインとURL

ホームページのデータはインターネット上(世界中のどこか)のWebサーバーの中にあるので、その場所が分からなければ表示できません。

そこでインターネット上の住所を特定するものが必要であり、その為に付けられている名前がドメインです。

ドメインによってネット上での住所(場所)が判別され、ホームページが表示される仕組みです。

そしてもう一つ、ドメインと混同しそうになる、URLと呼ばれるものがあります。

URLはhttp(又はhttps)から始まるドメインを含む記号のことで、実際に皆さんがサイトやSNS、メール等で目にされるのはこれが多いのではないでしょうか?

下図では “jibun-media.com”の部分がドメイン、文字列全体がURLです。

ドメインとURL
ドメインとURLはどちらもインターネット上の場所を示すものですが、

ドメインとはー

インターネット上の住所を表すもの。専門機関が管理して申請者に対して所有権を与えています。
インターネットは全世界で繋がっているので、同一のドメインを複数の人が利用することはできません。
取得は早い者勝ちとなっており、所有者が自由に使えるため独自ドメインとも呼ばれます。

URLとはー

ホームページ等の特定の場所(ページ)を表示させるためのもの。
ドメインさえ取得すればホームページで自由にページや各種データ等を追加でき、URLで個々のページを表示することができる、ということです。

例えればドメインは郵便番号、URLは番地まで含めた全住所の役割を持っているというイメージですね。

ドメインは住所と同じ?

ドメインはインターネット上の住所にあたると説明しましたが、人間世界での住所とはちょっとした違いがある、ということもお話しておきましょう。

それは、決まった場所に固定されているわけではない、というところです。
ドメインは、契約した会社が所有して売るサーバーに入っているホームページ(データ)に紐付けられているだけなのです。

例えば携帯電話は契約会社を変えることができますが、会社が変わっても同じ番号で使う事ができますよね?

この携帯番号と同様の役割を担っているのがドメインだと考えると分かりやすいかも知れません。

ドメインも同じく、サーバーの契約会社を替えても同じ名前でずっと使い続けることができます。

 

独自ドメインのメリット

■他社の都合に邪魔されず自社で自由な運用、確実な管理ができます。

例えばアメブロの規約は商用禁止で記事の著作権も同社にあります。突然記事を削除されても転用されても文句は言えません。
また、使っているドメインが何らかの原因でペナルティなど受けた場合に検索エンジンからの評価が下がるということもありません。
もちろん逆に自社での最低限の管理は怠らないようにしないといけませんが。

■企業イメージのアップ:

独自ドメインは世界にひとつしかない名前。
覚えてもらいやすさも含めて、会社や自身のブランディングに良いイメージ・効果を持たせられます。
他社のサーバーを間借りしていないこともはっきり分かります。
例えばJimdo(ホームページ作成サービス)の無料プランを利用すると http://abc.jimdo.com といったURLになり、jimdoのドメインの傘下だということがバレバレです。

■SEOにも有利:

同一ドメイン内で競合がない為、SEO(検索エンジンで上位表示するための施策)に有利になります。
どういうことかと言うとGoogleでは1つの検索結果で同じドメインのものはできるだけ複数の上位表示はしない、という考え方があるからです。
同じ無料サービスを使っている同業他社は多いと思われるので、ホームページは独自ドメインの方が有利になる可能性が高いですね。

※但しGoogleのアルゴリズムは常に変わるので、絶対的な優位性とは言えません。

(おまけ)URLとIPアドレスの関係

厳密に言うと実際のコンピューターの処理では、下図のようなIPアドレスという数列でホームページの場所は判別されています。

ところが人間にとっては数字の羅列だけでは覚えにくくイメージも掴めないですよね?

そのため人間にとって覚えやすい文字列をこれに当てはめようと考えられたのがドメイン、というわけです。

 

URLからIPアドレスに変換

 

【ホームページが表示されるまで】

①パソコンからURLを打ち込みます(またはブックマーク、リンク等をクリック)

②DNSサーバー※ に問合せされてIPアドレスが分かります。

③IPアドレスが登録されているWebサーバーを探します。

④データが保管されている場所が確定してホームページが表示されます。

※DNSサーバー(ネームサーバーともいう):送信されたURLに対して割り当てられたIPアドレスをPC側に返す役割を持ったサーバー

実際にはもっと細かいですが、要はパソコンやスマホ等と2種類のサーバー間で、ほとんど瞬時でこのようなやり取りがされた結果、ホームページは表示されているんです。

 

以上、サーバーとドメインの関係からホームページが表示される仕組みまでを簡単にお伝えしましたが、お分かりいただけましたでしょうか?

 

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